こんにちは、ショウです。
「Claudeに文章を頼んだけど、なんか自分の文章じゃない」
「それっぽいけど長くて、結局ほとんど書き直している」
こんな経験、ありませんか?
この記事では、Claudeで文章作成するときの6つのコツと、そのままコピーして使えるプロンプトを紹介します。
コツの元にしたのは、Claudeを作っているAnthropic社が英語で公開している公式ガイドです。日本語の記事ではあまり紹介されていない部分なので、要点を日本語でかみくだいて解説します。
僕はAIライティングの講師としてUdemyやコミュニティで教えていて、毎日の文章づくりにもClaudeを使っています。
結論:Claudeには「優秀な新人」に頼むつもりで渡す

先に結論です。
Anthropicの公式ガイドには、Claudeを「とても優秀だけど、入ったばかりの新人」と考えてください、という意味のことが書かれています。
新人は、あなたの読者も、あなたの文体も、社内の決まりごとも知りません。だから「いい感じに書いて」では、当たりさわりのない文章しか返ってこないんです。
| 頼み方 | 返ってくる文章 |
|---|---|
| 「Claudeの使い方の記事を書いて」 | 誰にでも当てはまる、一般論の文章 |
| 読者・目的・お手本・ルール(と理由)を渡す | あなたの読者に向けた、あなたらしい文章 |
公式ガイドには、こんな確かめ方も載っています。
「そのプロンプトを、事情を知らない同僚に見せて、迷わず作業できるか?」
同僚が迷うなら、Claudeも迷います。この感覚を持っておくだけで、頼み方がかなり変わりますよ。
Claudeで文章作成するコツ6つ(Anthropic公式ガイドより)

ここからは、公式ガイド「Prompting best practices」(2026年11月時点)の中から、文章作成に効くものを6つ選びました。
コツ1:誰に・何のために書くかを最初に書く
まずは、読者と目的です。
- 誰が読むか:例)ブログを始めて3ヶ月、まだ月1万円も稼げていない会社員
- 読んだあとどうなってほしいか:例)今日から1記事目の構成を作り始める
- どこに載せるか:例)ブログ記事、メルマガ、Xの投稿
この3つがあるだけで、言葉の選び方や、どこまで説明するかが変わります。「初心者向けに」より「ブログ3ヶ月目の会社員向けに」のほうが、Claudeは迷いません。
コツ2:ルールには理由を添える
文章のルールを伝えるときは、なぜそうしてほしいのかも一緒に書きます。
公式ガイドには、こんな例があります。
- 弱い頼み方:「三点リーダー(…)は絶対に使わないで」
- 強い頼み方:「この文章は音声読み上げソフトで読まれます。読み上げソフトは三点リーダーを発音できないので、使わないでください」
理由が分かると、Claudeは書いていないことまで考えて合わせてくれます。読み上げの例なら、ほかの記号や読みにくい表記も避けるようになる、ということです。
文章で言えば、「1文を短くして」より「スマホで読む人が多いので、1文を短くして」のほうが、改行や段落の長さまで整えてくれます。
コツ3:「〜しないで」より「〜して」で伝える
「難しい言葉を使わないで」「箇条書きにしないで」と禁止で伝えると、Claudeは何を代わりに書けばいいのか分かりません。
公式ガイドでも、してほしいことを書くほうが効くとされています。
| 禁止で伝える | してほしいことで伝える |
|---|---|
| 難しい言葉を使わないで | 中学生でも分かる言葉で書いて |
| 箇条書きにしないで | 段落でつながった文章で書いて |
| 長くしないで | 1,000字以内、見出しは3つまでで |
| 堅くしないで | 友だちに話すような、です・ます調で |
もうひとつ、地味に効くのがプロンプト自体の書き方です。公式ガイドには「出力に近い書き方でプロンプトを書くと、出力もそれに寄る」とあります。記号だらけのプロンプトを渡すと、返ってくる文章も記号だらけになりやすいんです。
コツ4:お手本の文章を3〜5個見せる
「僕っぽく書いて」と言葉で説明するより、実際の文章を見せるほうが早いです。
公式ガイドでは、お手本は文体や形をそろえるいちばん確実な方法のひとつで、3〜5個入れるとよいとされています。さらに、お手本は <example> のようなタグで囲むと、指示とお手本をClaudeが区別しやすくなります。
ポイントは2つです。
- 似たものばかりにせず、テーマの違う文章を混ぜる(1つだけだと、内容までマネされやすい)
- 「この中身をマネして」ではなく「この文体をマネして」と書く
過去に書いたブログやメルマガがあれば、それがいちばんのお手本になります。
コツ5:長い資料は指示より上に置く

参考資料(取材メモ、議事録、元の記事など)を渡すときは、資料を先、指示を後に置きます。
公式ガイドでは、長い資料をプロンプトの上のほうに置き、質問や指示を最後に書くと、結果がよくなるとされています。
並べる順番はこうです。
- 参考資料(
<資料>タグで囲む) - お手本の文章(
<example>タグで囲む) - 読者・目的・ルール・してほしいこと
資料が長いときほど、この順番が効いてきます。
コツ6:一気に書かせず、構成→本文の順で
5,000字の記事を「全部書いて」と一度に頼むと、後半になるほど中身が薄くなりがちです。
おすすめは、この順番です。
- 構成(見出し)だけ作ってもらう
- 構成を自分で直す(ここで方向性を決める)
- 見出しごとに本文を書いてもらう
- 最後に全体を通して読み、つながりを直す
構成の段階で直すほうが、本文を書き直すよりずっとラクです。
コピペで使える文章作成プロンプト
ここまでのコツを入れたプロンプトを2つ用意しました。[ ] の中をあなたの内容に変えて使ってください。
プロンプト1:記事・メルマガを書いてもらう
<資料>
[参考にしたい資料やメモを貼る]
</資料>
<example>
[あなたが過去に書いた文章1]
</example>
<example>
[あなたが過去に書いた文章2]
</example>
<example>
[あなたが過去に書いた文章3]
</example>
あなたは[ブログ/メルマガ]の書き手です。上の資料をもとに、文章を書いてください。
読者:[誰が読むか。できるだけ具体的に]
読んだあとにしてほしいこと:[読者の次の行動]
載せる場所:[ブログ/メルマガ/X など]
文字数:[〇〇字前後]
書き方:
- <example>の文体(語尾・一人称・リズム)をマネしてください。中身はマネしなくて大丈夫です
- スマホで読む人が多いので、1文は短く、1段落は2〜3文にしてください
- 資料にない数字や体験は書かないでください。読者に嘘をつくことになるためです
まずは見出しの構成だけ出してください。本文は、私がOKを出してから書いてください。最後の1行がコツ6です。いきなり本文に進まず、まず構成で止めてもらいます。
プロンプト2:書いた文章を直してもらう
<文章>
[直したい文章を貼る]
</文章>
上の文章を読んで、読者が途中で読むのをやめそうなところを指摘してください。
読者:[誰が読むか]
この文章の目的:[読者にしてほしいこと]
指摘は次の形でお願いします。
- 場所(何段落目か)
- なぜ読むのをやめそうか
- 直した文の例
全部を書き直すのではなく、指摘と例だけにしてください。どこを直すかは私が決めたいからです。「直して」ではなく「指摘して」と頼むのがポイントです。全部書き直されると、あなたの文章ではなくなってしまうからです。
文章が長い・読みにくい・AIっぽいときに足す一言

Claudeの文章で困ったときは、プロンプトに次の一言を足してみてください。どれも「理由つき」「してほしいことで伝える」の形にしています。
| 困っていること | 足す一言 |
|---|---|
| 長い・前置きが多い | 「読者は忙しいので、最初の1文で結論を書いてください」 |
| 読みにくい | 「スマホで読むので、1文を40字以内にしてください」 |
| AIっぽい | 「<example>の語尾とリズムに合わせてください。まとめの決まり文句は入れず、具体例で締めてください」 |
| 箇条書きばかり | 「話しかけるように読ませたいので、段落でつながった文章にしてください」 |
| 内容がふわっとしている | 「1つの見出しに1つ、具体例か数字を入れてください。資料にないものは作らないでください」 |
| 毎回トーンがバラバラ | 「お手本を3つ渡すので、3つに共通する文体で書いてください」 |
1回で直らなくても大丈夫です。「さっきより短く」「2段落目だけもう一度」と、場所をしぼって頼み直すと直りやすくなります。
毎回同じ指示を書かない:プロジェクトとスキルに文体を保存する
読者・お手本・ルールを毎回貼るのは、正直めんどうですよね。
Claudeには、指示や資料を保存しておける機能があります(2026年11月時点)。
| 機能 | できること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| プロジェクト | 指示文と資料をまとめて保存し、その中で会話できる | ブログ用・メルマガ用など、媒体ごとに分ける |
| スキル | 手順やルールをファイルにまとめ、必要なときに呼び出せる | 「メルマガを書く」など、毎回同じ流れの作業 |
僕はメルマガの文体や書く手順をClaudeのスキルにまとめて使っています。お手本やルールを毎回貼らなくていいので、書き始めるまでがかなりラクになりました。
まずはプロジェクトを1つ作って、この記事のプロンプト1と、あなたの過去の文章3本を入れておくところから始めてみてください。
まとめ:頼み方を変えれば、Claudeの文章は変わる
Claudeで文章作成するコツをまとめます。
- Claudeは「優秀だけど入ったばかりの新人」。事情を知らない同僚が迷うプロンプトは、Claudeも迷う
- 誰に・何のために・どこに載せるかを最初に書く
- ルールには理由を添える
- 禁止より「してほしいこと」で伝える
- お手本は3〜5個、タグで囲んで見せる
- 長い資料は上、指示は下
- 構成→本文の順で、分けて頼む
まずは、過去に書いた文章を3本選んで、プロンプト1に入れてみてください。それだけで、返ってくる文章がぐっと「あなたっぽく」なるはずです。
AIでセールス文章を書く手順を知りたい方は、「セールスライティングをAIで書く方法」もあわせて読んでみてください。
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