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文章の書き方の基本|初心者が最初に覚える5つのルールと直し方

文章の書き方の基本ルール5つ(初心者が最初に覚える)

文章の書き方で、初心者が最初に覚えることは多くありません。

覚えるのは、「1文で言うことは1つ」「結論から書く」など5つのルールだけ。これを守るだけで、あなたの文章は読みやすくなります。

センスや語彙力は、そのあとで大丈夫です。

この記事では、「副業でブログやSNSを書き始めたけど、読まれている気がしない」「仕事のメールが毎回長くなる」という人に向けて、最初に覚える5つのルールを例文つきで紹介します。ビフォーアフターで「どこをどう直すか」を見せるので、読んだあとすぐに自分の文章を直せます。最後に、コピーして使える見直しチェックリストも用意しました。

結論:初心者が最初に覚える文章の書き方は5つのルールだけ

初心者が最初に覚える文章の基本ルール5つ:1文1メッセージ、結論から書く、主語と述語をそろえる、むずかしい言葉を使わない、具体的に書く

初心者が最初に覚える文章の書き方は、次の5つのルールです。全部、今日から直せることばかりです。

#ルールひとことで言うと
11文1メッセージ1つの文で言うことは1つ。長くなったら切る
2結論から書く一番言いたいことを最初に書く
3主語と述語をそろえる「誰が」と「どうした」がつながっているか確かめる
4むずかしい言葉を使わない中学生が読んでも分かる言葉にする
5具体的に書く数字・名前・例を入れる

「そんな当たり前のこと?」と思うかもしれません。でも、読みにくい文章の多くは、この5つのどれかが抜けているだけなんです。

実はこの考え方、国も同じことを言っています。日本の文化審議会がまとめた「公用文作成の考え方」(2022年)には「一文を短くする」「一文の論点は、一つにする」と書かれています(出典:文化庁「公用文作成の考え方」PDF)。

アメリカ政府の「プレーンランゲージ(誰にでも分かる言葉)」のガイドにも、「1つの文では、1つの考えだけを書く」とあります(出典:digital.gov Plain Language Guide)。

日本でもアメリカでも、読みやすい文章の基本は同じ。だからこそ、最初に覚える価値があります。

書く前に決めること:誰に・何を・どうしてほしいか

書く前に3行だけメモする:誰に、何を、どうしてほしいか

文章の書き方でつまずく一番の原因は、書きながら考えていることです。書き始める前に「誰に」「何を」「読んだあと、どうしてほしいか」の3つを決めておくと、文章がぶれません。

書く前に、次の3行だけメモしてみてください。

誰に:(例)文章が苦手で、会議の報告メールに毎回30分かかる新人
何を:(例)報告メールは「結果→理由→次にやること」の順で書けば5分で終わる
どうしてほしいか:(例)明日の報告メールで、この順番を1回試してもらう

ポイントは「誰に」を1人に決めることです。

「みんなに読んでほしい」と思って書くと、言葉がぼんやりします。1人の顔を思い浮かべて書くと、その人に必要な言葉だけが残るんです。

この「誰に」を細かく決めることを、マーケティングでは「ペルソナ(読んでほしい1人の人物像)を決める」と言います。くわしくは「セールスライティングとは?」の「誰に」の章で解説しています。

3行が書けない場合は、まだ書く準備ができていないサインです。先に「何を伝えたいのか」を考えましょう。

文章の基本ルール5つ(ビフォーアフターの例文つき)

ここからは、5つのルールを1つずつ、直す前と直したあとの例文で見ていきます。どれも「どこを見て、どう直すか」がはっきりしているので、自分の文章にそのまま当てはめてください。

ルール1:1文1メッセージ(長い文は切る)

1つの文に言いたいことを2つ以上入れると、読む人はどこが大事なのか分からなくなります。「〜で、〜ですが、〜なので」と続いていたら、切りどきです。

直す前

先日のセミナーは参加者が予想より多く、会場が狭かったので次回は広い会場を探す必要がありますが、予算が限られているのでオンライン開催も検討しています。(74字)

直したあと

先日のセミナーは、参加者が予想より多く集まりました。会場が狭かったので、次回は広い会場を探します。ただ、予算は限られています。そこで、オンライン開催も考えています。

切るときは「ただ」「そこで」などの接続詞(文と文をつなぐ言葉)を入れると、話の流れが切れません。

長さの目安は、さきほどの「公用文作成の考え方」によると、50〜60字ほどになったら読みにくくなっていないか意識するとよい、とされています。スマホで読む文章なら、もっと短くても大丈夫です。

ルール2:結論から書く

結論から書く型PREP法:結論、理由、例、結論

読む人が一番知りたいのは「で、どうなったの?」です。経緯や理由から書き始めると、結論にたどり着く前に読むのをやめられてしまいます。

直す前

先週から取引先と打ち合わせを重ね、先方の担当者とも条件を調整してきました。途中で価格の話がまとまらない場面もありましたが、最終的に、来月から契約していただけることになりました。

直したあと

来月から、取引先と契約できることになりました。先週から打ち合わせを重ね、価格の条件もまとまりました。

結論から書く型として有名なのがPREP法(プレップほう)です。

  1. Point:結論(〜です)
  2. Reason:理由(なぜなら〜)
  3. Example:例(たとえば〜)
  4. Point:もう一度結論(だから〜です)

メール・報告・ブログ記事など、ほとんどの文章はこの順番で書けます。迷ったら、まずPREP法に当てはめてみてください。

ルール3:主語と述語をそろえる

主語は「誰が・何が」、述語は「どうした・どんなだ」です。文が長くなると、この2つがねじれて、意味が通らなくなります。

直す前

私の目標は、来年までにブログで月1万円を稼ぎます。

直したあと

私の目標は、来年までにブログで月1万円を稼ぐことです。

「目標は」に対して「稼ぎます」は、つながっていません。「目標は〜ことです」とそろえると、正しい文になります。

見つけ方は簡単で、主語と述語だけを抜き出して読むことです。「目標は…稼ぎます」と読むと、おかしいことにすぐ気づけます。

ルール4:むずかしい言葉を使わない

むずかしい言葉を使うと、文章が賢そうに見える気がします。でも読む人にとっては、手が止まる原因になるだけです。

直す前

本施策の導入により、業務フローの最適化とリソースの効率的な活用が見込まれます。

直したあと

この仕組みを入れると、作業の手順がシンプルになり、人や時間をむだなく使えるようになります。

目安は「中学生が読んで分かるか」です。

どうしても専門用語を使うときは、この記事の「ペルソナ(読んでほしい1人の人物像)」のように、カッコで一言説明を添えましょう。

ルール5:具体的に書く(数字・名前・例を入れる)

「たくさん」「すごく」「いろいろ」は便利な言葉ですが、読む人には何も伝わりません。数字や固有名詞に置きかえると、文章が一気に伝わるようになります。

直す前

この方法を使えば、作業時間をかなり短くできます。

直したあと

この方法を使えば、1時間かかっていた日報が15分で書けるようになります。

「かなり」を「1時間→15分」にしただけで、読む人が「それならやってみたい」と思える文になりました。

これは副業の記事やセールス文でも同じです。読む人に伝わらない文章では、商品の良さも伝わりません。

読みやすく見せる3つの工夫(改行・句読点・箇条書き)

文章の中身が同じでも、見た目で読みやすさは大きく変わります。特にスマホで読まれる文章は、次の3つを意識するだけで、最後まで読まれやすくなります。

1段落は2〜3文で改行する

スマホの画面で文字がぎっしり詰まっていると、それだけで読む気がなくなります。

1つの段落は2〜3文にして、話題が変わったら1行空けましょう。この記事も、ほとんどの段落を2〜3文にしています。

読点(、)は「読むときに息つぎする場所」に打つ

読点がないと、どこで区切るのか分からない文になります。

例)ショウはワインを飲みながら話す友人を見ていた。

これだと、ワインを飲んでいるのが「ショウ」なのか「友人」なのか分かりません。

ショウは、ワインを飲みながら話す友人を見ていた。(飲んでいるのは友人)
ショウはワインを飲みながら、話す友人を見ていた。(飲んでいるのはショウ)

読点1つで意味が変わります。迷ったら、声に出して読んで、息つぎしたところに打ちましょう。

3つ以上並ぶものは箇条書きにする

「AとBとCとDが必要です」と1文に並べるより、箇条書きにしたほうが一目で分かります。

  • 並ぶものが3つ以上ある
  • 手順に順番がある
  • あとで見返してほしい

このどれかに当てはまったら、箇条書きにしましょう。

書いたあとの見直しチェックリスト10項目

文章は、書いたあとに見直すことで読みやすくなります。次の10項目を上から順に確認してください。コピーして、メモアプリなどに貼っておくと便利です。

【書く前】
□ 1. 「誰に」を1人に決めたか
□ 2. 読んだあと「どうしてほしいか」が1つに決まっているか

【書いたあと:中身】
□ 3. 最初の段落に結論があるか
□ 4. 1つの文で言っていることは1つか(長い文は切ったか)
□ 5. 主語と述語だけを抜き出して読んでも、意味が通るか
□ 6. 中学生が分からない言葉はないか(専門用語には一言説明)
□ 7. 「たくさん」「かなり」を、数字や例に置きかえたか

【書いたあと:見た目】
□ 8. 1段落は2〜3文になっているか
□ 9. 3つ以上並ぶものは箇条書きにしたか
□ 10. 声に出して読んで、つっかえる所はないか

全部を一度に完ぺきにしなくて大丈夫です。

最初は「3. 結論から」と「4. 1文1メッセージ」の2つを見るだけでも、文章は読みやすくなります。

AIを使うのは「基礎」を覚えてから

AIに見直しを頼むときの役割分担:自分で決めること(誰に・してほしいこと・採用するか)とAIに任せること

ChatGPTやClaudeなどのAIを使えば、文章の見直しはぐっと楽になります。ただし、AIに頼むのは、ここまでの基礎を覚えてからにしてください。基礎を知らないと、AIが出してきた直しが正しいのか判断できないからです。

AIは、言われたとおりに「それっぽく」直してくれます。でも、あなたが伝えたかった意味まで変えてしまうことがあるんです。

基礎を覚えたら、5つのルールをそのままAIに渡して見直してもらうのがおすすめです。

あなたは文章の添削者です。
次の文章を、下の5つのルールで添削してください。

【読んでほしい人】(ここは自分で書く:例)文章が苦手な新人の後輩
【読んだあとにしてほしいこと】(ここは自分で書く:例)報告メールを結論から書いてもらう

【ルール】
1. 1文1メッセージ(長い文は切る)
2. 結論から書く
3. 主語と述語をそろえる
4. むずかしい言葉を使わない
5. 具体的に書く(数字・例)

【出してほしいもの】
・直したほうがいい文と、その理由(どのルールに当たるか)
・直した文章の全文
・意味が変わってしまった所があれば、その場所

【文章】
(ここに自分の文章を貼る)

このプロンプト(AIへの指示文)の中で、「読んでほしい人」と「読んだあとにしてほしいこと」は、自分で考えて埋めるところです。ここをAIまかせにすると、誰にも刺さらない平均的な文章になります。

AIの直しが返ってきたら、そのまま使わずに次の2つを確かめましょう。

  1. 意味が変わっていないか:自分が言いたかったことが残っているか
  2. 自分の言葉になっているか:ふだん使わない言い回しになっていたら、自分の言葉に戻す

ChatGPTもClaudeも、無料プランで文章の添削はできます(2026年11月時点)。ChatGPTは chatgpt.com、Claudeは claude.ai でアカウントを作り、入力欄にこのプロンプトを貼って送るだけです。

AIで文章を書くコツをもっと知りたい方は、「Claudeで文章作成するコツ6つ」も読んでみてください。

文章の書き方でよくある質問

Q. 文章力は大人になってからでも上がりますか?

上がります。文章力の多くは、センスではなく「ルールを知っているかどうか」で決まるからです。この記事の5つのルールを意識して、書くたびにチェックリストで見直すだけでも、少しずつ読みやすい文章になっていきます。

Q. 文章の練習は何をすればいいですか?

おすすめは、毎日1つ短い文章を書いて、チェックリストで見直すことです。SNSの投稿や日報など、ふだん書いている文章で十分です。書きっぱなしにせず「直す」ところまでやるのが、上達の近道です。

Q. 文章の書き方の本は読んだほうがいいですか?

読むとプラスになりますが、最初は読むより書くほうが先です。本を何冊読んでも、書かなければ文章はうまくなりません。まずは5つのルールで書いて直してみて、もっと知りたくなったら本を手に取るくらいでちょうどいいです。

まとめ:まずは「結論から」と「1文1メッセージ」だけ意識しよう

文章の書き方の基本を、もう一度まとめます。

  • 書く前に「誰に・何を・どうしてほしいか」を3行で決める
  • 基本ルールは5つ:1文1メッセージ/結論から/主語と述語をそろえる/むずかしい言葉を使わない/具体的に書く
  • 見た目は、2〜3文で改行・息つぎで読点・3つ以上は箇条書き
  • 書いたら見直しチェックリスト10項目で確認する
  • AIに見直しを頼むのは基礎を覚えてから。「誰に」は自分で決め、AIの直しは意味が変わっていないか確かめる

全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。

今日書くメールや投稿で、「結論から」と「1文1メッセージ」の2つだけ試してみてください。それだけで、読む人の反応が変わるのを感じられるはずです。

文章の基本が分かったら、次は「読んだ人に行動してもらう文章」の書き方に進んでみましょう。売れる文章の土台になる考え方を「セールスライティングとは?売れる文章の基本と型を初心者向けに解説」でまとめています。

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